日本にはたくさんの水族館があり、水族館大国などと呼ばれていますが、一番古い水族館はどこにあるかご存じですか?実は富山県にある「魚津水族館」が一番古く、100年以上の歴史があるんです。
50年以上魚津水族館で暮らしている生き証人なウミガメさんもいます。
小規模は水族館ではありますが、ポップがかわいく、展示にも工夫がたくさんあり、魅力的です。
私の地元、富山県唯一の水族館を紹介します!
魚津水族館 基本情報
住所 | 富山県魚津市三ケ1390 |
電話番号 | 0765-24-4100 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 12/29-1/1、冬の月曜日 |
入館料 | 大人 1,000円 / 小中校生 500円 /幼児(3歳以上) 200円 クレジットカード、ペイペイ、ラインペイは使用可能(2022/8月現在) |
公式ホームページ | https://www.uozu-aquarium.jp/ |
コインロッカーはチケット売り場手前にあります。100円と良心的な料金です。
アクセス
駐車場はもちろん無料。約1,000台分あります。
周りに駅はあるものの、バスの本数が少ないので(1時間に1本バスがあれば良い方)、タクシーが便利です。
やはり富山県内は車移動でないと効率が悪いです。
メイン水槽 富山湾大水槽
富山湾を代表する魚「ブリ」をはじめとした魚たちが泳ぎ回っている大水槽。
水槽にぶつからないようにエアーを出して対策しているそうです。
長生きして日々成長しているブリたちはみんな立派なサイズ感です。
バックヤードコーナーに行けば、この大水槽の上にネット遊具が置いてあります。
有料ですが、真上・至近距離から観察できるので、お子様は楽しめそうです。
日本で最初のトンネル水槽
日本で最古の水族館には日本初のアクリルトンネル水槽があります。トンネル横に小さなパネルに日本初と書かれています。歴史があることに誇りを持っておられますね。
トンネルの中はというと、骨組みがあるのであまり写真映えはしないかも…。
でも、このレトロな感じが逆に良いのかも?なんて思ったり。
頭上を泳いでいくブリのスピードを感じられるので、楽しいです。
お食事タイム
1日2回(11:20、14:00)お食事タイムがあります。
ダイバーが登場し、お魚たちにエサをあげます。
写真でスピード感が伝わるでしょうか。突進の勢いがすさまじく、ダイバーさん痛そうでした。
お食事タイムのおすすめ見学場所はトンネル内orカワハギ側(アマモ水槽の逆側)です。
一応水槽を1周してくれますが、私がスタンバイして場所は1回通り過ぎて終わりでした。
魚津水族館の私的見どころ
小規模な水族館とはいえ、工夫があったり、珍しかったり。
見どころはたくさんあります。
おさかなショー
イワシのショーはよく聞きますが、ウマヅラハギのショーは魚津水族館にしかありません。
学習した3匹のイシちゃん、ウーちゃん、ガッキーによるショーは迫力や華やかさはないですが、すごい!と驚くこと間違いなしです。
私が驚いたのが、輪くぐりです。
5つの輪がをくぐるとき、途中から泳ぎそうになったのに引き返して最初からくぐったんです。
どうやって??となりました。数が分かる?黄色の輪からくぐることを覚えている?なんでなんでしょう…。
バックヤードコーナーからは水槽の裏側、小道具なんかも見れたりします。
淡水コーナー
富山の河川、田んぼを表現したコーナー。
入館してすぐのコーナーですが、空間づくりが好きでした。
植物は本物も使い、田んぼに至っては毎年田植え・稲刈りをするんです。
歴史ある水族館ですが、水槽に苔はなくきれいで管理されている感がビシビシ伝わってきました。
一緒に行った子が気づいたのですが、トミヨは泳ぐときバック(後ずさり)するんです。
アユやヤマメなどはUターンするのにトミヨはキビキビバックしていました。
面白い…。ヒレとか体の形の違いかな?
アクリルがくり抜かれた水槽があります。
ライトの下にカメは集まるので、それを綺麗に写真に撮るための窓なのだとか。
確かに映り込みがなくくっきり撮れました。
リュウグウノツカイ展示
富山湾は、日本3大深湾の一つ(残りは駿河湾と相模湾)で、深い所は水深1,200m以上。
冬になるとリュウグウノツカイやダイオウイカの目撃情報が新聞に載ることがあります。
富山湾大水槽がある空間の壁にはリュウグウノツカイの特集が常設されており、解説パネル、ホルマリン漬け、はく製等を見ることができます。
はく製は富山県内で発見された個体の中で1番長い体長で、なんと4m越え!!
世界ではもっと長い個体も発見されているなんて信じられません。
顔面も見れるようになっていて、じっくり見入ってしまいました。(鬼灯の冷徹の金魚草の顔に似てません?笑)
細長ーーいリュウグウノツカイですが、脳の大きさは指先くらい。
深海だと刺激が少なくて処理する物が少ないからでしょうか。
表層に出てきて、水族館に搬入されたら情報量が多すぎて頭爆発してしまいそうです。
かわいいポップたち
魚の見分け方、展示するうえで気を付けていること等々イラスト・写真付きで紹介されています。
飼育員さんたち手書きの魚たちがとにかく可愛いので、読みたくなります。
最後に
何回も訪れている魚津水族館ですが、一緒に行く人が違うので毎回新しい発見があります。
これだから水族館好きはやめられない!
魚津水族館の近くに埋没林博物館という場所もあります。セットのチケットがあり、なんと有効期限なし!同日に行かなくて良いって太っ腹だなと思いました。そちらの施設もまた違った楽しさがありました。(埋没林ってマングローブみたいなものだと思っていました…)水族館の料金+320円で入館できるので、良ければ一緒にどうぞ!
富山県は自然がいっぱい(海・川・山!)あり、食べ物もおいしいので、ぜひぜひ遊びに来てください!!