水族館

【静岡】2023年3月有料入館終了!東海大学海洋科学博物館「海のはくぶつかん」

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水族館を所有している大学があるのはご存知ですか?
東海大学には海洋学部があり、船や水族館を持っているんです。

東海大学海洋科学博物館は1970年開館という歴史があるのですが、老朽化が要因で2023年3月に有料入館を終了するということが決まっています。

イルカやアザラシなどはいませんが、「水族館+海の博物館」という勉強になる施設なので、気軽に入館できるうちに是非行ってみてください。

東海大学海洋科学博物館 基本情報

住所静岡県静岡市清水区三保 2389
電話番号054-334-2385
営業時間9:00~17:00
定休日:火曜日
入館料(水族館のみ)大人 1,500円/ 小人 750円/ シニア65歳以上 750円
駐車場近隣の駐車場(普通車500円)
徒歩5分くらいの海水浴場の駐車場は無料

東海大学の水族館なので、東海大学生は学生証の提示で無料になります。家族も割引ありです。

アクセス

三保半島にはメインの通りは1本しかないので、三保の松原へ行く車で混んでいることがあります。
ゆっくり走りながら正面に見える富士山を楽しんでください。

車以外の手段

  • 清水駅→東海大学三保水族館行きバス
  • 河岸の市やエスパルスドリームプラザから水上バス

クーポン

私はJAFの会員証を見せて10%オフにしてもらいました。(優待対象は5名までです。)
1,500円→1,350円

他にHISにもクーポンがあります。こちらも10%オフになります。

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見どころはココ!

私的に好きなポイントを4つ紹介します。

悠々と泳ぐシロワニ

この水族館で一番大きな海洋水槽は縦横10m、深さ6mの水槽で、駿河湾で見ることのできる種をメインに展示されています。
サンゴ、海藻、岩礁等見る角度によって環境が変化し、水槽の横から、岩の下から、スロープを登って上の方からと高さを変えると違った生き物が見えてきます。駿河湾の深海以外を凝縮したかのような水槽です。

この大きな水槽の中でもひときわ存在感を放っているのが2匹のシロワニです。
私の友達のお気に入りでレポートを書いていた記憶があります。
シロワニという名前ですが、サメの仲間です。

2005年に南アフリカからやってきた個体だそうです。(駿河湾は生息域ではないようです笑…。)
厳つい顔つきですが、基本的におとなしい性格なので人喰いザメではありません。
この水族館では繁殖を目指しているのだとか。大洗では繁殖に成功しているので、それに続いてほしいものです。

深海魚の剥製

ラブカ、リュウグウノツカイをはじめとした深海魚の剥製がたくさんあります。
深さ日本一の駿河湾は最深部でなんと約2,450mあります。そこに生息する魚たちには厳しい深海を生き抜く工夫がたくさん。
動かないとじっくり観察できるのが良いですよね。ただ、色が抜けてしまうのがもったいない…。

リュウグウノツカイ。

何度見ても大きさに圧倒されます。この剥製の横にはリュウグウノツカイの子供の剥製もあります。子供はこんなに小さいの?!何年かかって大きくなるんだろう?と驚きました。

ラブカの顔は迫力ありますよね。特徴的な歯が丸わかりです。
ラブカの子供。卵黄から栄養をもらっている段階です。出産までに3年半かかるなんて、お母さん大変そう。
様々な種類の深海魚たち。

「クマノミ」コーナー

ディズニーキャラクターのニモが有名なので人気な魚ですよね。
日本に生息しているクマノミ、外国のクマノミを見ることができます。
あのおなじみな模様をもつクマノミの他に、線が少ない種類、色が濃い種類などなど。1か所に水槽がまとめられており、違いを見比べられるのがいい所。

バックヤードではクマノミの赤ちゃんを見ることができます。
小さいと可愛さが数割UPします。

博物館コーナー

水族館の二階は生物の展示ではなく、博物館。海に関する「なぜ?」が詰まった空間です。
小学生の夏休み自由研究のきっかけ作りにピッタリだと思います。

  • 海水1㎥からとれる塩の量
  • 海水に入った光の吸収のされ方
  • 水圧でつぶされた鉄球
  • サメ肌をヒントに作られた競泳水着
  • 骨格標本         などなど。

ピグミィシロナガスクジラの骨格。本物なので、骨から染み出た溢れた油がたれています。完全な骨格標本だそうです。

鮫肌の触り比べ。
最初に手を伸ばしたのが左下だったのですが、ザラっとすると思ったら紙やすりだったwww

私はバイオミメティクスの展示が一番気に入りました。
動物が持つ特徴を真似することが新しい素材の発明につながったり、効率を上げて省エネにできたり。身近な生き物にも可能性が秘められているなんてワクワクします。

真似することで人の役に立つ可能性もあるのですから、どんな種も絶滅してもらっては困ります。

最後に

もうすぐ気軽に行けなくなってしまうので、雪が降る前に行かないと!と急ぎ行ってきました。週末でもそれほど混まない水族館なので、ゆっくり観察することができ、良かったです。

「学びたい人は無償で受け入れる」と学芸員さんがニュースで行っていましたが、維持費どうするんだろうか…。海洋学部の学費が高くなるのかなーなんて(笑)
施設がなくなるわけではありませんが、今後どのようになるのかわからないので、気になる方はお急ぎください!

ABOUT ME
ちゅい
こんにちは。 大切なものに名前をつける系女子、ちゅいです。 富山の家を拠点に水族館と温泉へドライブすることが趣味です。 水族館は大好きなので、海外遠征することも(笑) 私が行ってよかった場所や、おいしかったものなどを紹介していきます。